労基に会社を訴えたあとってどうなるの?

「労基に相談したあと、会社はどうなるの?」と悩んでいませんか?
労基とは労働基準監督署の略称で、労働基準法に違反している会社を取り締まる役割を持つ機関です。今回は、会社を労基に訴えた場合、どのような流れになるかを解説します。

【労働基準法に違反した疑いが会社にあった場合】
会社を労基に訴えたとき、以下のような流れになります。
1.労基による事業所の調査
 →労働基準法に違反している会社に対し、労基はまず事業所の調査をします。

2.是正勧告
 →労働基準法に違反した行為が見つかった場合、労基は会社に是正勧告をします。会社は是正勧告に対し、速やかに対応する必要があり、是正しなかった場合は刑事手続を行います。

3.送検、起訴
 →是正勧告に従わなかった場合、刑事事件に発展します。会社や役員に対して起訴が行われ、判決が言い渡されます。

会社が残業代を払ってくれないなど、労働基準法に違反した行いをするのであれば、労基に相談しましょう。